【満点合格者が伝授】英検1級英作文突破のコツ!

こんにちは!あさみです。

英検1級の一次試験、語彙が難しかったので不安に思っていましたが
なんと英作文が満点だったので無事合格しました!

そこで今回は英検1級の英作文の基本、ポイント、勉強法まで一挙に解説します!

先に言いますが、この本だけは絶対に!購入したほうがいいと思います。

目次

英検1級英作文の基本情報

英検1級英作文は1次試験のうちの一部となっており、語彙や長文問題と時間がわかれていません。
リスニング以外の、語彙や長文問題と英作文すべてで制限時間100分となっています。
配点については、内容・構成・語彙・文法が各8点ごと、合計32点です。(2023年時点)

項目内容得点
内容課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか8
構成英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか8
語彙課題に相応しい語彙を正しく使えているか8
文法文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか8
合計32

得点が850満点のCSEスコアに換算されます。

実は、英作文単体での合格ラインはありません。
つまり、英作文ができなくてもリスニングや語彙・長文が取れていれば合格。
逆に語彙問題などで得点を落としても英作文が取れていれば合格ということになります。

とはいえ一次試験全体で80%ほどの合格点(CSEスコア2028点/2550点)が必要ですので、ライティングも各項目6点の合計26点は取っておきたいところです。

英検1級英作文の攻略法

まずはYES/NOの立場を決める

まずは与えられたテーマに対してYESかNOの立場を明確にしましょう。
ここで自分の意に反した立場にすると、理由が浮かばなかったり矛盾が発生してあとが苦しくなります。
理由を並べやすく、自分が心からそうだと思える方(YES/NO)にするとよいと思います。

3つのポイントを決める

まだ作文を書き始めてはいけません。
英作文問題には必ず”Give THREE reasons to support your answer.”という指示がありますので3つの理由が必要になります。経験から言うと、下記のようなポイントで理由を考えると考えやすいと思います。

・コスト(費用)
・人的コスト(労働力)
・環境への影響
・技術的発展
・経済的発展
・平和(他国との関係向上)
・教育の機会提供

3つの理由を決めたら、問題冊子にメモをしておきましょう。

具体例またはサポート文をつけ足す

立場と理由を述べるだけでは、文字数が足りません。それぞれの理由に対して1~2文の理由またはサポート文が必要です。

例えば
・「宇宙開発」⇒「技術発展になる」⇒「環境対策など人々に役立つ技術にも使われる」
・「遺伝子組み換え技術の研究⇨「お金がかかる」⇒「そのお金は教育や医療など市民にとって役立つことに使われるべきだ」

こんな感じで、理由からさらに一歩踏み込んだ一文を足すイメージです。

具体例・サポート文はすぐに思いつけばメモに足しておきましょう。
思いつかなければ書きながら考えても構いません。

構成に基づいて書く

英作文の指示には
“Structure: introduction, main body, conclusion”とあります。
この構成に基づいて書きましょう。

①introduction(導入文)
決めた立場を明確に示します。
必ずしもAgreeやdisagreeで始める必要はありませんが、読んでも立場がよくわからないのはNGです。②Main body
はじめに決めた3つの理由と、具体例orサポート文を示します。理由1 + 具体的 or サポート文(1〜2文)
理由2 + 具体的 or サポート文(1〜2文)
理由3 + 具体的 or サポート文(1〜2文)
という構成です。

Conclusion(まとめ)
最後に立場をもう一度明確にし、作文を締めます。
As explained above, As mentioned above,などを使って、〜だから〜だと考える。とsummerizeするイメージです。

見直しをしよう

英作文ではスペルミスがないか、文法ミスがないか、単語数が足りているかをチェックします。
特に単語数が足りないのはNGです。
ギリギリでもよいので規定の単語数(200-240語)は超えるようにしましょう。

英検英作文で得点アップするコツ3選

スペルや文法のミスより構成が大事

スペルや文法でミスすることよりも、構成がしっかりしているかがとても大事です。
構成を決めるのに5分は使いましょう。
構成が定まっていないまま書き始めると、支離滅裂な作文になってしまいます。

時間をかけすぎない

英作文は25分ほど、できれば20分ほどで書けるとなおよいと思います。
また、個人的には先に他の問題(語彙・長文)を全て終わらせてから、残りの時間で英作文問題に取り組むのがおすすめです。気持ち的にもそちらの方が安心かと思います。

1級レベルの語彙を使う

1級英作文には「語彙」という項目があります。
つまり、安易な単語ばかりで作文をしていると得点が取れないわけです。
採点者が「おっ」と注目する単語を1つは使いましょう。
コツは1級の単語本に出てくる単語を使うこと。せっかく単語を勉強しているのですから、その中から1つは使いましょう!
ちなみに筆者は意見を述べる際に”disseminate”「(情報などを)広める」という単語を使って、語彙の項目も満点をゲットしました。

勉強方法

英作文のモデル文をたくさん読む

まずはモデル作文、モデルのサポート文をたくさん読んでみましょう。
こちらの本にもサンプルがたくさんありますので、まずは流して全部読んでみるのがおすすめです。

導入文とまとめのテンプレートを決める

中身のあるBodyを書くためにも,導入文とまとめはテンプレートを決めてしまうのが楽です。
参考書から気に入ったものを選んで、覚えるまで書きましょう。
もちろんテーマや立場に応じて単語の書き換えは必要です。

立場決めと理由決めのトレーニングをたくさんする

そもそも自分の意見も理由も浮かばない・・という人も、大丈夫です!
色々なテーマを見て、自分なりの意見と理由3つを書き出す練習をしてみましょう。

難しければ、ネットでそのことについて調べてみましょう。

意見と理由を考えておくことは、面接練習でもとても役立ちました。
英作文のテーマと、面接の質問はほとんど共通しているからです。

私は単語カードの表にテーマ、裏にポイントを書いたものを作りました。
面接対策のひとり言練習もこれだけで乗り切れました!

例)先進国は発展途上国が貧困を克服するのを助けるべきか?


例)cons(賛成の立場から)
ポイント
・過去の搾取(注:植民地時代等の)を償うべき
・世界平和の実現
・技術格差の是正

自分で作文を書いてみる

まずは時間制限なしで書いてみましょう。
慣れたら、立場を決めるところから含めて20分で書く練習をしましょう。

英検の公式サイトにも、各項目の注意点とアドバイスが詳しく載っていますので参考にしてください!

【重要】英検は2024年度から形式が変わる!

英検公式サイトでも公開されている通り、2024年度から英作文問題は1題⇒2題になります!

これまで以上に「英語で表現する」という事が重視されるようになっています。
英作文対策をしっかりして、合格を勝ち取ることを祈っています!

この記事を書いた人

30代OL。英語を独学で勉強し、事務職8年半の末、海外営業へ職種転換。留学経験なし、英検1級、TOEIC950点。2才の0才のママ。

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